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生活の中で地域の中で、患者さんをとらえること。そして医療の主体者として、患者さんが病気と立ち向かえるように医療従事者は専門家として支え、一緒にとりくんでいくこと(民医連では「共同の営み」と呼んでいます)。
共同組織と地域の人たちとともに、まちづくりを考え、医療・福祉をすすめる医療機関だからこその、「共同の営み」を追求していきます。
あの人、どうしているだろう。
いつも、患者さんのあの人、あの子どもたちを思います。外来の患者さん、病棟の患者さん、退院して行った人、自宅で療養している人、働く人。みんな、地域の大事な人たちです。赤ちゃんからお年寄りまで、外来から在宅まで、あらゆる人々に、すべての分野、職種のスタッフがかかわり、地域と病院の間を行き来する医療を続けています。
患者さんは今、何を求めているのか、何に悩み、何を喜びとしているのか、私たちはそれを知ろうと患者さんの話を聞き、その表情の奥にある、本音のねがいを探ります。患者の立場に立ち、患者の要求から出発した医療の実践は、患者さんや家族の思いにどれだけ耳をかたむけるか、です。
地域へ出かけて行く医療 ―― 往診・訪問看護は、私たちの医療の原点です。患者さんの病気や体のことだけでなく、よりすこやかな暮らしを、ともに考えます。患者とその家族、医師や看護婦など相互の信頼をこつこつ積みあげながら、人間として対等に歩む地域医療、病院の中だけで終わらない、継続的なあきらめない医療に力を尽くしています。
これからの高齢化社会。私たちは、お年寄りの方々に「生きてきて良かった」と思っていただけるような医療を心から願っています。生きがいを求め日々の可能性を追求し、介護支援や、行政、福祉、ボランティアなどとの幅広いネットワークづくりにとりくんでいます。
3、共同組織「ずっとこのまちで暮らしていたいから」
民医連と共同組織は、一緒に「安心して住みつづけるまちづくり」にとりくんでいます。
「声がかかったら仕事に行かないとやめさせられる、予約なんて無理」、「医療第一といったって、休めば席がなくなる、退院させて」「決まった時間に食事なんて夢ものがたり」。
倒産、リストラ、失業でこわされたみんなの暮らしが医療と福祉の現場に押し寄せています。
特別養護老人ホームの待機者も奈良県で1000人。
住みなれた家で、住みなれた地域で安心して暮らしたい。」たとえ介護が必要になっても、在宅で施設で家族や地域の人たちとともにすごしたい。
こんなねがいもまちのあちこちで聞かれます。医療と社会保障の切り捨て政策はいのちとくらし、お年寄りの介護をますますおびやかしています。
奈良民医連の共同組織は、各病院・診療所施設とともに医療と社会保障充実を国や自治体に要求する運動とともに、保健・医療・福祉のネットワークづくり、福祉のまちづくりをすすめています。
患者・住民が医療機関、福祉の施設と力を合わせさまざまなサークル活動、健康教室、ボランティア活動にとりくみ、いきがいづくりと助け合いの輪を広げています。21世紀は、患者・住民参加の医療、福祉が大きな流れとなっていくものと確信しています。
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