3・14原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい

壇上で訴える奈労連議長

3月14日、JR奈良駅前の広場にて「3.14原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい」が行われ、約700名が参加しました。あれから10年が経ちました。依然事故収束の兆しも見えておらず、奈良に避難されている方ももどれない状況が続いています。そんな中、コロナ対策を十分に取りながら、原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会主催の恒例の“奈良のつどい”が行われました。昨年はコロナ禍のため、初めて中止せざるを得なくなりましたが、今年は10年の節目でもあり、何としても成功させようと準備をしてきました。会場のJR奈良駅前広場いっぱいに12時前からたくさんの人が駆けつけてくださいました。

原発ゼロへ

会場では奈良産の野菜や東北の物産、手作りクッキー、リメイク着物、原発書籍、映画「新聞記者」前売り券等の販売。「原発ゼロ基本法」、「トリチウム汚染水」、「核兵器禁止条約批准」等のパネル展示と署名などブースで賑やかに買い物と交流が行われました。

第1部うたごえコンサートには川口真由美さんに奈良まで来ていただき、パワフルな歌声を披露していただきました。第2部でのメイン集会では、原発ゼロへ・生駒の会代表の溝川悠介さんが政府や財界が振り撒く新たな「放射能安全神話」の理不尽さを告発しました。 また、「老朽原発うごかすな実行委員会」から木原壯林さんが原発マネーまみれで倫理観もない関電幹部に原発を動かす資格はないと糾弾し、「老朽原発うごかすな!」を力強く訴えました。続くリレートークでは、楠さん、崎浜さん、辻本さん、今井さん、杉田さんがそれぞれの団体の活動と「原発なくせ」の強い思いを訴えられました。

残念ながら時間が押したため最後のデモ行進はできませんでしたが、最後は集会アピールの中で、あらためて1日も早く原発ゼロ基本法案を成立させるため引き続き奮闘することを確認し集会は終了しました。                          (奈良民医連事務局 中嶋 潤二)