国保アンケートで受診控え、孤立の危険性を浮き彫りに

「国民健康保険料(税)に関するアンケート」は4月15日までに871件の回答を集約することができました。回答者は男女ほぼ同率、65歳以上が6割以上でした。

「ひとり暮らしのため負担が重い、パートで何も保障もないし保険料が高すぎて働いてもおいつかない。」「年金の1か月分が税・保険料の金額、高い」など「国保料の支払いは限界、値上げやめて!」の声が寄せられています。

45%が「治療を必要と感じながら受診を控える」

診察や治療を「先延ばししたことない」が54%で半数を占めていましたが、「先延ばししたことない」と回答した人は「受診しないための工夫」には回答していないことから、45%(308人)が「治療を必要と感じながら受診を控える」行動をとっていました。このほか「受診回数を減らす」21.2%(143人)、「重い症状の時受診」が20.7%(140人)、「売薬で済ませる」8.3%(56人)、「家族を優先する」4.6%(31人)などと続きました。

 

 

 

 

 

 

 

所得が低いほど「受診を控える」

全体の回答のうち65歳〜75歳が61%を占めています。65歳以上の所得を3区分に分け受診抑制の割合をみた結果、200万円未満の所得層は、200万以上400万円未満の所得層・400万円以上の所得層に比べ、受診を控える割合が高くなりました。