原水爆禁止国民平和大行進
6/5(木)から、奈良県の全自治体を回る原水爆禁止 国民平和大行進が始まりました。これは1958年6月20日に、広島の原爆記念碑の前から8月12日に東京で開催される第4回原水爆禁止世界大会に向けて「地球上から核兵器を追放することを国民に呼びか ける」ために、日本山妙法寺の故西本敦上人の呼びかけで同寺の僧が中心に歩いたことが始まりです。その姿に心を動かされた人々が行進に加わり、会場に到着した頃にはのべ10万人が参加する大行進となっていました。以来、「歩く」という誰でもできる行動で原水爆禁止の願いを示すものとして、毎年行われてきました。
奈良県では、行進ができないところでも、自治体に平和のための要請行動を行っていて、初日は川上村、上北山村、下北山村、十津川村を訪問しました。要請の内容は、①核兵器禁止条約を日本政府に求める自治体からの意見書の決議、②原水禁世界大会への平和ペナント(千羽鶴の再生紙で作られている)記入、賛同募金、③署名、被爆者募金箱の設置、世界大会への参加、④自治体独自の取り組みです。要請行動は、どの自治体でもこころよく受け入れて頂いていますが、要請内容がどれくらい実行されるかは様々です。平和ペナントは全自治体から頂いています。しかし意見書の決議では、奈良県の39ある自治体のうち19自治体での決議がされていますが、去年の要請では宇陀市が新たに加わっただけに留まっています。今年は新たに被爆者募金箱の設置なども求め、署名の呼びかけも強めています。(事務局:西岡)